決戦の火蓋Ⅱ ②
ゴンタの決戦①
ゴンタの決戦②
ゴンタの決戦③
ゴンタの決戦④
前回と同じように陣痛室に通され、
パジャマに着替えて、のんびり過ごす。
経産婦の場合、10分間隔になってから10時間くらいで産まれるのが平均。
ちゅーことは、
昼までには辛くてグウの音も出ない事態になるだろうとの
助産師さんの予測。
我が家としては、
パパの立会いが絶対条件なので、
パパの顔見るまでは困ります
お産が進むように「歩け、歩け」と言われるが、
冗談じゃない
出してたまるか!!
昼寝をして、
陣痛食をペロリ食べ、
(おにぎり2こ、唐揚げ、フルーツ)
足りずに、ゴンタとばぁばが買ってきたパンも食べ、
状況がまったく分かってないゴンタと遊び、
午後2時
「進まないね~。
前回もこんな感じで、最後にトントンと進んだみたいだから、
そんな体質なのかな?」
開始から9時間がたっているのに、
5分置き、すっごく余裕!
「こんな余裕のまま産むってこともあるの?」
素朴な疑問。
「・・・・・・。
いや~、ないと思うよ、たぶん」
だよね。
やっぱ、ツラくなるんだ
診察室に行くと、
陣痛が始まってやって来ました!風の若い夫婦と、お母さんが座っていた。
妊婦さんはかなりキツそう・・・
あぁ、かわいそうに・・・。
あんなにつらいんだ・・・
がんばれ! ここまで来たらあと少しだよ!!
と、自分も同じ立場なのに、他人事
そんな他人事のあたしに言い渡されたのは。
「進まないので、破膜しましょう」
「ハマク・・・?
破水させるってこと?」
助産師さんが「そうそう♪」とうなずく。
「パパがもう着くからなるべくゆ~~っくり準備してくださいね!!」
とお願いし、診察室を出ると、
さっきの妊婦さんがヨロヨロ・・・と入れ違いに入って行った。
子供連れてないから、きっと初めてのお産だな。
もしかすると、あっちが生まれるの早いかも・・・。
な~んて余裕ぶちかまして陣痛室に戻ると、
パパが近くの駅に着いたとの連絡が入っていて、ゴンタのお昼寝タイムに入っていた。
「準備できたから分娩室にどうぞ~」
と呼ばれ、分娩台に上がると、
「よかった!! 間に合った!!」
パパ到着!!
よし!
準備は整った!!
いつでも来~~~い