2009年12月31日
決戦の火蓋Ⅱ ③
12/9(水) 午後2時
パパのすぐ後から医師がやってきて、
あっという間に破水させた。
ゴンタの時もギリギリで破水させてたけど、陣痛が進んでて意識なかったし、
破水の感じは、言ってみれば今回が初めて。
気持ち悪い・・・。
自分の意思とは別に、流れ出すお水。
お子さん、苦しくないのかな・・・

すぐにでも出してあげるからね!!
と、気合いを入れるも、やっぱり進まず。
パパと談笑する余裕もバッチリ。
隣の、壁半分、カーテン半分で仕切られた分娩室にはさっきの妊婦さんが。
あたしが陣痛室使ってるからこっちで過ごすことになったのだ。
後がつっかえそうだから破膜して進ませたのかな?
きっと初めてだろうから、
あたしがぎゃーぎゃー騒いだら不安になるだろうな~

がんばろ

な~んて調子いいこと言ってたら、
点滴がうまいこといかず、10回くらい失敗され、
陣痛の合間にまた痛い・・・。
最後には、「点滴しなくてもいい・・・」と弱音を吐き、
(もちろん却下)
ようやく成功したと思ったら、助産師さんが
「お産が進むツボ押しますね♪」
足首とヒザの真ん中くらい、内側をぐっと押した!
「いった~~~い

痛い! ちょ、離して!」
「あ、やっぱ痛い?
でもね~、進むんだ、これが♪」
オニ・・・

結局、このツボ押しでドンドンお産は進み、
意識は朦朧、
お隣さんを気遣う余裕は消え去り、
「痛い」と言葉を発することさえできなくなった。
意識の隅で、医師がお隣さんに
「初めてで怖いだろうから部屋に行っててもいいからね」
と言ってるのが聞こえ、少し落ち着いてきた。
がんばれ、あたし!
落ち着け、30超えてんだから(意味不明

経験者なんだから!
気合いを入れなおすと、ふと周りが騒がしいことにも気がついた。
助産師、看護士、パパ、あたしだけだった分娩室に、人間が増えている。
あたしとしては、陣痛に耐えるのに精一杯で
周りに誰がいようが知ったこっちゃない。
「上手にいきみを逃がしてるね、その調子!」
なにやら褒められたみたいだが、
どれが「逃がし」なのか分からない。
せっかく褒めてもらったのに、
なんのことかさっぱり・・・。
と、突然、ぐおっ、となにか出てきた!
来た~~~~~~!!!
お子さんが出てくるようです!
この感じは覚えがあります!
がんばれ、お子さん!!
「う~~ん

といきむこと数回、「頭出てますよ! おへそ見ながら呼吸して」
言われるがままにしていると、
あたま、見えてます!
もう1回いきむと、つるんっと体も出てきました!
パパとゴンタに見守られながら
お子さん、誕生です!!
Posted by eri☆ at 10:42│Comments(0)